新潟市の下町、早川堀通り沿いの小さなパン屋です。船の汽笛が聞こえ、お店前には堀が流れ、柳の木が風に揺れる、なんだかのんびりとした場所です。すぐ近くには新潟市歴史博物館(みなとぴあ)や回船問屋であった旧小澤家住宅、古い町屋などがあり、お店があるこの早川堀通りも、かつての堀割を再現しようと整備され、みなとまち新潟の名残を感じ取れる場所です。そんなこの場所にちなんで「みなと街ベーカリー」としました。
季節の果実種、ヨーグルト種、全粒粉の発酵種など、常時5~6種類の自家培養発酵種を使用。何日も掛け、いくつもの工程を経て、ようやくパン生地の仕込みに使えるようになります。仕込み後も20時間程度の発酵を取り噛みしめる度に広がる美味しさを大切に作ります。
当店では国産小麦のみを使用しています。今では国産小麦でも薄力から超強力まで揃います。様々な品種を使い分け、またブレンドして理想とする味、食感を目指します。さらに数種類の発酵種をブレンドする事で、シンプルなパンにも複雑な味と香りを付与しています。
全ての生地に2~4種類の発酵種を掛け合わせています。噛んだ瞬間と後半では印象が変わる様な、奥行きのある味わい深いパンを目指しています。
はるゆたか食パン×レーズン種×ヨーグルト種
キタノカオリ食パン×ヨーグルト種×レモン種
はるきらり食パン×ヨーグルト種×いちご種×ルレクチェ種
日本人になじみ深い、あんぱん、クリームパン、カレーパン等。誰もが食べた事のある味を、食べた事の無い美味しさで提供したい。その為に、生地にこだわり、餡にこだわり、クリームにこだわり、具材にこだわる。そしてその味が訪れてくれる方々の当たり前になり、当店のファンで居続けてくれることが目標です。
※当店では天然酵母と言う表現は使いません。
市販の工業的に純粋培養した物を一般的にイーストと言いますが、英語のyeast(イースト)=酵母であり、そもそも酵母は天然のものであるため、誤解を招き易いと考えます。自家培養発酵種を使用しています。